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フロアB
あらすじ・作品紹介
福岡県在住の演劇作家、加茂慶太郎による新作演劇公演。 加茂は近年、「演劇の再開発」を活動テーマに掲げ、現在まで進化してきた演劇の手法、すなわち派手な舞台装飾や強いドラマ性、音響や照明を活用した観客の没入度を高める演出などをあえて排したシンプルで原初的な演劇を起こし、その可能性を模索してきた。 今作では新たなメソッドを導入し、出演者の行為一つひとつを「そのように見せる」意図から切り離すことで「演技」の解体を試みる。公募によって集まった4名の出演者とともに、あくまでも事実に立脚しながらフィクションを積み重ね、空間に、時間に、あるいは観客を含めた集合体に、仮設の性格を与えてゆく。演劇が起こるさまそのものの体験、あるいは演劇行為そのものの実践。 【新作『フロアB』によせて】 現金の出番が今ではだいぶ少なくなったように、これから先の未来では、身のまわりのいろいろな事柄が少しずつ実体を消してゆくのだろう。生きること自体の質量が軽くなって、身体が浮ついてしまって、どこか心もとない感じがする。根を張る、あるいはアンカーを下ろすように人や土地と接続しながら日々を送ることが安らかさに結びつく気がするし、その繋がりのなかで互いに交わされるエネルギーこそが生の推進力なのだと思う。昨年くらいからそんなことばかり考えながら私は、艶(つや)やかな生命体に憧れている。作品を作るとき、「自分に必要だが足りていないサービス」を自ら提供するようなつもりが私にはある。いま必要としているのは、鮮やかな生の目撃、そしてそれに起因した自らの想像を際限なく発散できる時間そのものだ。「(THEATRE E9 KYOTOという)劇場で1時間ちょっとを過ごす」という現実が、上演によって別の体験を同時に兼ねる──演劇とはただそれだけのことだと思うが、しかし鑑賞する自分なしでは起こり得ない。すなわち、演劇の発生するとき、それは自らの生を認めることとイコールなのだと思う。その繰り返しで艶をまとっていける気がする。だから、演劇は希望だ。初めて京都で作品を発表する。演劇を起こしたい。 加茂慶太郎
公演詳細・クレジット
- 作・演出
- 作: 加茂慶太郎 / 演出: 加茂慶太郎
- 出演
- 辻佑介、BC.(森脇彩弓)、福田桜子、三浦環
- スタッフ
- 制作:八木志菜 演出助手:渚ひろむ 舞台監督:西村和祥 宣伝美術:永淵大河(劇団不労社) 写真・映像撮影:中谷利明 主催:加茂慶太郎 提携:THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都) THEATRE E9 KYOTO U30創造支援事業 KYOTO EXPERIMENT 2026 フリンジ
- チケット料金
- 2,000円 ~ 4,000円 【発売日】2026/09/09 ・通常チケット:3,000円 ・お土産つきチケット:4,000円/福岡のお菓子3個セット付き(内容は選べません) ・小学生以下:無料 各種割引あり(併用可) ・U30割:500円引き/対象:30歳以下の方 ・KEXハシゴ割:500円引き/対象:KYOTO EXPERIMENT 2026の他演目をご覧の方(有料演目のみ・フリンジ演目含む) ※受付にて証明書、他演目のチケット、予約画面等をご提示ください
- タイムテーブル
- 10月24日(土) 14:00開演* 10月25日(日) 12:00開演* / 18:00開演 *⋯⋯終演後アフタートークあり(30分程度) 24(土)14:00回ゲスト:倉田翠(演出家、ダンサー、akakilike主宰、まつもと市民芸術館芸術監督) 25(日)12:00回ゲスト:泉宗良(劇作家、演出家、うさぎの喘ギ主宰)



